高知県佐川町と大手航空会社が、牧野富太郎博士をテーマにした弁当を開発しました。国際線ファーストクラスの機内食を手がけるシェフが監修していて、“牧野愛”が詰まっています。

こちらが佐川町と日本航空が共同で開発した、「牧野博士のふるさと弁当」です。

客室乗務員が佐川町に出向している縁などから、去年夏、開発が始まり、19日、お披露目されました。

監修したのは、国際線ファーストクラスの機内食を手がける堀内陽彦(ほりうち・はるひこ)シェフで、ある“こだわり”があったといいます。

(弁当を監修 日本航空 堀内陽彦コーポレートシェフ)
「『牧野博士が、トマト、牛肉、紅茶は外せない』と役場から伝えられて、『それは絶対に入れよう』と思っていました」

博士が「好物だった」というトマトは甘露煮として提供。牛肉はローストビーフとして佐川町産のニラを巻き醤油で味付けられています。

(京面龍太郎アナウンサー)
「それでは、ローストビーフいただきます。お肉が柔らかいです!口に入れた瞬間ニラの香りがふわっと広がってお醤油の味付けもぴったりですね。まさに博士の故郷で食べるのにふさわしいお弁当です」

“牧野愛”が詰まった弁当、片岡町長の反応は…?

(佐川町 片岡雄司 町長)
「ファーストクラスに乗った気分やね」

ドラマの放送が終了しても観光客の数は多く、弁当は、町の観光の新たな“起爆剤”として期待されます。

(弁当を監修 日本航空 堀内陽彦コーポレートシェフ)
「『かなり良いものができた』と自分では自信を持っているので、皆さんもお時間があれば、観光で(食べに)佐川町まで来ていただければ」

(佐川町 片岡雄司 町長)
「佐川町、そして県産の食材を活用していただいて、これを観光客の皆さんにぜひ食べに来ていただいて、リピーターになっていただけたら」

弁当は事前予約制で、予約の受け付けは3月20日始まります。販売は4月20日からで、旧浜口家住宅で受け取れます。