絶えない“金利”の不安 “人手不足”の現状
また、この会社では借り入れ金のうち、月に数百万円ずつを返済しています。同業他社に比べると負担は少ないといいますが、それでも「金利」の不安が絶えません。
(野村社長)
「どんどん(金利が)上がっていってしまうのは、中小零細企業だけでなく、借金をしているような会社にとっては、利息が上がるというのは、それこそボディブローです」


さらに「人手不足」の現状も重くのしかかっています。
(野村社長)
「人の確保という意味では、賃金は最重要な要素」
従業員の平均年齢は50歳ほど。若手の人材不足への処方箋としてこの会社では数年前から段階的に賃上げを行っていますが、ことしも上げざるを得ないだろうとこぼします。
(野村社長)
「ニュースでも『満額回答、満額回答』と報道されていたので…」

2007年以来、17年ぶりの利上げが中小企業を圧迫する中、私たちの暮らしはどう変わるのか…
(20代大学生)
「わからないです」
(20代会社員)
「知らない、何それって感じ」
若い世代はあまり関心がない一方で、50代や60代からはこんな声が…
(50代会社員)
「普通預金がある程度あっても利息を見たら『12円』とか。たくさん預金を持っている人はその分金利がつくけど、普通の人はそんなに預金していないと金利はつかない」
(60代主婦)
「これから変わると思います。介護保険とかでいろいろと」

三菱UFJ銀行のシニアエコノミストに話を聞きました。














