島根県出雲市でこのほど、寄付された食料や日用品を希望する人に届けるフードドライブが行われました。
これまで生活困窮者に届けることが多数でしたが、新型コロナの感染拡大である変化が。


車の荷台いっぱいに積み込まれた大量の食糧や日用品。
中にはご当地パンのバラパンも…。全て地元住民や企業から寄付されたものです。

出雲市社会福祉協議会 菖蒲悠司さん
「物価高の影響もあって徐々に(生活が)苦しいよという声も本会に届くようになってきまして」

7月14日、出雲市社会福祉協議会が実施したフードドライブ。
今回は5回目となりますが、申し込み状況に変化が。
生活困窮者からの申し込みに加え、コロナで自宅療養する家庭からもSOSが届いていました。

出雲市社会福祉協議会 菖蒲悠司さん
「実はコロナになって外出することが出来なくて大変困っておりましたと大変助かりますという声もいただいている」

約290世帯、600人分の申し込みがありました。

社協スタッフ
「マスク結構ありますので1世帯に1個くらいは入れる感じ」

この日は、物資の袋詰めが行われ、多くのボランティアが参加しました。

ボランティア
「どんなものを欲しておられるのかを想像しながら考えながら入れています」

そして、受け渡し当日。
会場での三密を避けるため、社協スタッフが市内全域を手分けして配達する方法をとりました。

配送スタッフ
「11世帯分です。皆さんの温かい気持ちが詰まった品物が届けられるということで温かい気持ちになっていただけると思う」

物価高に感染拡大。
苦しい時にこそ出来る助け合いがあるのかもしれません。