「変動金利」上昇で住宅ローン返済額は増える?
山内キャスター:
金利が上がると、私達の生活にどのような影響があるのか見ていきますと、やはり、住宅ローンの金利が上がるということになります。
多くの方が借りている「変動金利」で見ていきます。住宅ローンを組んでいる方の7割が変動金利で借りているということです。
現在、金利が約0.1%上昇になるのではないかと言われているので、これで計算してみると、例えば、借入額3500万円で返済期間35年、現在0.4~0.5%の変動ですが、これが0.1%上昇となると、返済総額は約70万円増えることになります。

年間で2万円増える計算です。実際に年間2万円くらいずつ賃上げがされていれば、これは決して怖いことではないのですが、やはり賃上げがちゃんと続いていくのかというところが私達にとっては不安です。
マイナス金利解除の今後の見通しです。
酒井才介主席エコノミストは、「物価上昇がやわらぎ、家計負担が抑えられる可能性が出てくる」という一方で、「中小・零細企業は資金繰りが厳しくなり、倒産に追い込まれる会社も出てくるのではないか」としています。

酒井さん:
やはり金利が上がる世界が見えてきたということで、我々消費者、企業が意識を変えていかなければいけないのかなと思います。














