伝統工芸の世界で、フランスと日本の懸け橋になりたいと新潟県三条市に移住した23歳の女性を紹介します。大学で彫金を学び、若き金工作家として活動する彼女の思いに迫りました。
「こんにちは~」
内山ヴェルガン綾夏さん(23)。
フランスの大学で彫金を学び、その後来日。去年、三条市に移り住みました。
「今はジュエリー、イヤリングを作っていて。これは大学のときから、青海波=波をモチーフにして自分で考えたデザイン」
用いているのは、フランス彫金の技法。たがねを打ち、金属の表面に装飾を施します。

「自分の身の周りにいろいろ金属があるにも関わらず、それがどういうふうに作られているのかっていうのがやっぱりなかなか想像できなくて。こんなに硬い素材をどうやって曲げているのか、どういうふうに例えばカトラリーにしてるのかっていうのが謎で、そのときに大学を調べたときに、金属に出会って硬そう見えて素材によってすごく柔らかかったりとか、こういうふうに装飾を施すとなんかすごい繊細なものに見えたりとか、すごく魅力的だな」