◆暑い防護服、スタッフがひっ迫

権頭喜美恵理事長「右と左がレッドゾーンになっていまして左が入口、右が出口と分けています」

感染者がいるレッドゾーンに入る際、スタッフは必ず防護服を着用します。

理事長「病院と一緒ですよね、感染してはいけないので。暑いでしょ?」
職員「本当に暑いです」
理事長「中で飲食できないからね」

今、大きな問題となっているのがスタッフの勤務体制です。新型コロナの感染者が過去最多を更新し続けるなか、日に日に厳しい状況となっています。

理事長「シフトで人員配置は決まっているから、職員や家族が熱が出たとか自分自身が風邪症状があると出勤できないので、シフトを変えたりとかやりくりは大変です」

施設で働く60歳以下のスタッフはほとんどが4回目接種を受けていません。高齢者は感染すると重症化するリスクが高いだけにスタッフの緊張はさらに高まっています。

◆4回目のワクチン対象拡大へ

政府は現在60歳以上と基礎疾患のある人などに行っている4回目接種の対象範囲を医療従事者と高齢者施設のスタッフにも拡大する方針です。

取材した高齢者施設は、今月22日の厚生労働省の審議会で了承されれば速やかに必要な手続きを進めるということです。