知的財産を活用した支援事業の成果報告会が15日、長野市で開かれました。

県信用組合が2022年度から行う、「長野けんしんモデル」は、特許権などの知的財産を活用して、県内企業の課題解決に向けて支援を行う事業で、今年度は、15社を個別に支援しました。

新製品の開発や技術課題の解決につなげていく「マッチング支援」と、特許や商標の取得などを行う「ブランディング支援」があり、15日は、企業がその成果を報告しました。

このうち、佐久市の人形工房サンキューは、鯉のぼりのうろこ部分に、企業のロゴや理念、国旗などを自由にデザイン出来る、「サンキュー鯉のぼり」で2023年12月に特許を出願。

これにより、端午の飾り以外でも通年扱える商品となり、企業やスポーツチームなどジャンルを問わない販路が出来るなどの効果が期待されています。