NATO=北大西洋条約機構の事務総長はロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援をめぐり、「NATO加盟国は十分な弾薬を提供していない」と批判しました。
NATO ストルテンベルグ事務総長
「ウクライナは勇気を失ったのではなく、弾薬を使い果たした。ウクライナの戦場では、一日一日の遅れが現実的な結果をもたらす」
NATOのストルテンベルグ事務総長は14日、こう述べたうえで、「NATO加盟国はウクライナに十分な弾薬を提供していない」として、ウクライナに対する軍事支援をめぐる加盟国の対応を批判しました。
「ロシアがここ数週間、前進した理由の一つだ」とし、「弾薬を提供するために必要な決断を下すことが急務だ」と訴えています。
また、NATOはこの日、2023年の年次報告書を公表しました。
報告書によりますと、ロシアのウクライナ侵攻により加盟国は軍事力の強化を続け、ヨーロッパ各国とカナダの国防費の合計は前の年と比べて11%増え、9年連続で増加しました。
また、国防費を各国のGDP=国内総生産の2%以上にするという目標を達成したのは、去年は加盟31か国のうち11か国でしたが、今年初めには18か国となりました。
なお、今月加盟したスウェーデンは国防費予算を増額し、今年以降、GDP比2%の目標を達成するとしています。
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