SNSで手軽に自分の姿などを発信できるようになって、メイクに関心を持つ男性が増えています。男性もメイクしたい。こんなニーズに応える動きが広がっています。

東京・浅草にあるアサヒビールの本社。そこできょう、行われていたのが…

「もう少し緩めながら、毛先に向かって」

資生堂が行う“メンズ向け”、いわゆる男性を対象としたメイク講座です。化粧水などのスキンケアから色つきのクリームまで。

「まず眉尻の方を少し」
「お尻の方がはみ出ている感じ」

また、顔の印象を左右する本格的なアイメイクも行います。

「普段、洗顔もしない」というこちらの男性は…

「何となく清潔感がアップしたような印象」

今、「きれいになりたい」という性別にとらわれない価値観から、メンズコスメ市場は伸び続けていて、来年には1670億円まで拡大する見通しという調査も。

女性
「自由でいいんじゃないかなって。綺麗になればいいと思います」
男性
「毎日(メイクを)します。きょうはファンデーションを塗って、目の涙袋にはハイライトをつけたり」

取材中に出会ったこちらの男性のポーチにも、アイシャドウなどのメイク道具がぎっしり入っていました。

美意識の高まりの中で、今後、さらにメンズコスメ市場が熱くなりそうです。