東京電力・福島第一原発などを視察したIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、始まってから半年以上が経つ処理水の海洋放出について、近隣諸国などの「理解は進んだ」との認識を示しました。
日本を訪れ、福島第一原発などを視察したIAEAのグロッシ事務局長は14日、都内で会見を開きました。
会見でグロッシ事務局長は福島第一原発にたまる処理水の海洋放出について、「4回とも問題なく実施された」としたうえで、「国際的な安全基準が着実に適用され、安全に行われた」と指摘しました。
一方、中国や韓国などの近隣諸国に加え、日本国内でも放出への反対意見があることについて、「放出開始から半年が経ち、理解の度合いはずいぶん進んだと思う」と指摘し、放出が始まった時期とは状況が変わっていると話しました。
日本政府はIAEAによる検証で、処理水放出の安全性について国内外の理解を深めたうえで、中国などが続ける日本産水産物の輸入停止措置の撤廃を働きかけていく考えです。
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