食品製造や食の安全などを学ぶ宮城大学の学生たちが、能登半島地震の被災地でボランティア活動に取り組んできました。避難所で被災した人たちに食事を提供した学生は「食」を通した支援の大切さを訴えました。

宮城大学食産業学群3年生 菅原野さん:
「他人事ではないと感じた。直接被災はしていないが、自分の身に起こったかのような衝撃、悲しかった」

宮城大学で食品製造や食の安全などを学ぶ菅原野さんと中村紘衣さん。2人は、3月3日から能登半島地震の被災地でボランティアをしてきました。

2人が活動したのは石川県輪島市と七尾市。被災地の様子に衝撃を受けたと話します。

宮城大学食産業学群3年生 中村紘衣さん:
「(発災から)本当にそのままという感じ、そのままで人もいない、声もあまりしない」

2人は、同じ宮城大学のボランティア仲間とともに4日間、避難所で炊き出しをしたり被災した住宅の後片付けを手伝ったりしました。「ひな祭り」だった3日は、避難所にあった物資で、ちらし寿司やスープを作りました。

宮城大学食産業学群3年生 菅原野さん:
「彩りを持たせるためにホウレンソウとツナ、ニンジンを炒めたものを上にやって、あとコーンとトマトを散らばせて彩りを加えた」

色彩豊かな「ちらし寿司」は、避難所生活が続いている人たちに喜ばれたということです。

宮城大学食産業学群3年生 中村紘衣さん:
「食べた後、おいしかったよと笑顔で言ってくれる人がすごく多かった」

石川県によりますと、七尾市では地震発生からおよそ2か月半がたったいまも540人あまりが一次避難所で避難を続けています。工夫を凝らして食事を提供した学生たち。改めて「食」の重要性を感じたと話します。

宮城大学食産業学群3年生 菅原野さん:
「食を通して色々な人とコミュニケーションを取れたり、関係を築くことができたので、『食』って素晴らしいなすごい力をもっているなと感じた」

菅原さんたちは今後もボランティア活動を続けていくということです。