ウクライナから日本に避難してきた女性らがお笑いライブに挑戦しました。笑いを通して、ウクライナの実状を伝えたい・・・故郷への思い、そして日本で訴えた平和への願いとは。
■「夫といつ会えるかわからない」ウクライナ避難民の現実

ロシアが侵攻した5か月前、ウクライナ北部の街、チェルニヒウに住んでいたユリヤさん。
日本に避難した ユリヤ・ボンダレンコさん
「私にとってこの戦争は本当に突然です。爆弾の爆発で空は赤く染まることがありました」
死の恐怖を感じ、去年秋に結婚した夫と国外に避難を試みます。しかし、国境付近で夫は軍に招集されました。
ユリヤさん
「一番つらいことです。夫といつ会うことができるかわかりませんから、本当にすごく心配しています」

また、エリザベータさんも単身で来日。両親と暮らしていた集合住宅には砲弾4発が打ち込まれました。

この二人に声をかけたのが、日本国内で支援活動を行っている吉村大作さんです。
そして23日、都内の市民ホールには3人の姿がありました。彼女らがしているのは…

「まいど~、エリザベータやで」
「まいど~、ユリヤやで」
トリオでの漫才。この日が初舞台となりました。難易度が高い日本の笑い。それにも関わらずなぜ彼女たちは舞台に立つのでしょうか?