都道府県の魅力度ランキングで去年、最下位となった茨城県。新たに「いばらきガパオ」を名物料理として売り出しているんです。でもなぜ茨城でガパオ?!その謎に迫りました。

■「いばらきガパオ」ってなに?地元食材がまさかの料理に

7月23日、東京・新宿駅で始まったのが「TokyoTokyo全国物産展JAPANSELECT2022」。(7月31日まで)
日本各地の自慢の逸品を集めたイベントなんですが、Nスタはそこで気になるモノを発見してしまいました。

Nスタ
「茨城県の出展エリアですが、“いばらきガパオ”と書かれた商品があります」

お客さん
「意外です。なんで茨城がガパオライスを作るのか」

茨城県でタイ料理のガパオ?実は東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ(IBARAKIsense)でも「いばらきガパオが先週から提供され始めた」というのでやってきたNスタ。

店員
「おまたせしました。いばらきガパオ(900円)です」※7月31日以降は値段が変わります「いばらきガパオ」の定義、それは、食材に「茨城が生産量日本一を誇るレンコンを使うこと」。さらに「お米・卵・使用するお肉や魚が茨城県産であること」、以上!

ただ、最も気になるのが「なぜ茨城でガパオ」?

茨城県観光物産課 谷越敦子課長
「実は、茨城県は在日タイ人の方の比率が全国一高いんです」

■普及狙う「いばらきガパオ」新名物の県民の認知度は…?

人口1万人あたりの在留タイ人が17.4人と全国トップの茨城県。これに目をつけ、2年前、茨城の新たな名物料理とするべくタイの国民食「ガパオライス」をアレンジした「いばらきガパオ」を開発したのです。

現在、県内では10店舗ほどで提供されていて、県はその普及拡大に努めているのですが、果たして県民にはどれほど認知されているのか、茨城県で調査してみると…!

茨城県民
「ちょっと分からないですね。私は知らないです」
「ガパオじゃなくても良さそうな感じ」

知名度はまだまだ低いよう…。さらに、調査中に出会った茨城在住でタイ出身の方が気になる発言を!

茨城県在住タイ出身者
「ガパオが入らなければガパオとは言えないと思う」
「ガパオっていうのはタイ語でホーリーバジル。それ入ってなければガパオライスって言わないんじゃないか」