避難生活の2次災害を防ぐ…「DWAT」とは

今回被災地へと派遣された「DWAT」とは「Disaster Welfare Assistance Team」の略で、直訳すると、災害福祉支援チーム、一般的には「災害派遣福祉チーム」と呼ばれています。

すでに県内からも派遣されている「DMAT」とはMとWの1文字違いですが、DMATは「Medical」なので医療、DWATは「Welfare」なので福祉支援を専門とするチームというわけです。

石川県では、能登半島地震から2か月が経った3月1日現在も、1万人を超える人たちが避難生活を強いられていて、DWATは、そうした人たちの支援を専門に行います。

特に、避難所生活で身体を動かす機会が減っている高齢者や障害者などと一緒に簡単な体操をしたり、マッサージをしたりといった支援を通して、避難所生活における2次災害を防ぐことが大きな目的です。

福島県は11日、震災から13年を迎えました。あのときの経験が、被災地の人たちのために生かされることが望まれます。