2023年11月、和歌山県で自民党青年局の懇親会が行われ、露出の多い女性ダンサーが招かれた“不適切な会合”が波紋を広げています。なぜ、“不適切な会合”となったのか、その理由を詳しく見ていきます。
ダンサーに、口移しでチップを渡す人も…
山内あゆキャスター:
この懇親会の企画に関わった、和歌山県の川畑哲哉 県議によると、懇親会は、1時間半から2時間くらいで、参加者は30人から40人ほど、そこにセクシーな服装をしたダンサー5人が登場したということです。

服装は、下着というよりも、水着に近いもので、参加者の中には、ダンサーに、口移しでチップを渡す人もいたということです。

川畑県議は、ダンサーを懇親会に呼んだ理由として、海外でもダンスパフォーマンスを行っていること、そして、「ダイバーシティ(多様性)をコンセプトに、そのコンセプトに合わせて、いろいろな面から検討して、このダンサーを招くことにした」と話しています。

懇親会の様子について…
▼ダンスについては、「モダンダンス、ゴーゴーダンスというジャンルと認識している」
▼衣装については、「事前確認は特になかったが、催しの趣向は、だいたい想像できていた」
▼参加者については、「盛り上げようと頑張っていた面があったかも」
川畑県議は、「不適切という指摘を真摯に受け止め、今は反省している」とした一方、ダンサーについては、「プロ意識を持って、しっかりパフォーマンスをされていた」と話しています。
今回の懇親会には、2人の衆院議員も参加していました。
そのうちの1人、藤原崇 衆院議員は、自民党青年局長を辞任。「途中で、どうかなと思ったが、和歌山県連が用意したということで、止めなかった」と話しています。
そしてもう1人、中曽根康隆 衆院議員も、自民党青年局長代理を辞任。「止められた。それができなかったという責任を感じている」と話しています。
