長年、ラナンキュラスの品種改良などに取り組んできた宮崎県綾町の男性が、仕事を通して地域社会に貢献した人に贈られる職業奉仕賞を受賞しました。

職業奉仕賞を受賞したのは、綾町の園芸家、草野修一さん(68歳)です。

5日は宮崎市で贈呈式があり、宮崎ロータリークラブの岡本俊則会長から草野さんに表彰状や目録が手渡されました。

神奈川県出身の草野さんは、1990年、父親と一緒に当時、栽培する農家が少なかったラナンキュラスの新しい品種を開発しようと綾町に「綾園芸」を設立。

県農業試験場などと共同で品種改良を行い、オリジナルの品種を県内に広めたほか多くの生産農家を育ててきたことなどが評価されました。

(綾園芸 草野修一さん)
「自分がやってきた仕事が世の中、人のためになっているという評価をいただけたことは非常にうれしい。ラナンキュラスという花が、日本でも、世界でも、もっと有名になってもらったら嬉しいです」

国内で栽培されるラナンキュラスのおよそ7割は、草野さんが開発した品種で、世界各地で栽培されているということです。