「新NISA」や連日の株高で“投資熱”が高まるなか、注意が必要なのが、有名人の名前や写真を無断で使い投資を誘うニセの広告です。「フェイク音声」まで使って、カネをだまし取ろうとする巧妙な手口とは。
1900万円だまし取られた被害者も…
インターネット上に並ぶ、有名人の名前や写真を無断で使用し、投資を勧めるニセ広告。
池上彰氏の写真を使い…
「今すぐに買え!2024年 100倍」
「池上彰氏が推奨する優良株」

また森永卓郎氏の写真を使った広告も…
「私の株式投資の経験と投資スキルを無料で提供します」

喜入友浩キャスター:
「インターネットで『上がる』『株』と検索すると、堀江貴文さんの名前が出てきました。さらに森永卓郎さんの名前も」

今、こうした広告を入口に、お金をだまし取られる人が急増しています。
投資詐欺の被害男性
「フェイスブックで、『上がる株を教えます』という堀江貴文さんの広告を見ました」
喜入キャスター
「いくら入金されたんでしょうか?」
投資詐欺の被害男性
「トータルで1900万円です」

警察庁によると、2023年1年間の“投資詐欺”全体の被害は、前の年より10倍以上増え、約51億円となっています。

東京投資被害弁護士研究会 葛田勲 弁護士
「景気があまりよくならないこと、そして、政府自体が貯蓄から運用へということを国策として進めている面もありますので、“この流れに乗らなければ損をしてしまう”とか、“少しでも得をしたい”とかいう気持ちを、逆手に取られるということもあると思います」















