◆現場は「保育士足りない 対応が難しい」

集団生活の経験による子供の発達促進や保護者の育児負担を軽減して、孤立を防ぐなど、メリットが期待される一方、受け入れる側の保育士の負担は増えています。
リトルワールドあゆみ保育園 岩永美沙保育士
「毎日通っている子供たちとでは、慣れが違うので対応が難しいところが多々ありました。良い事業だなとも感じているけど、どうしても保育士が不足しているので難しいなと思う部分もたくさんありました」

リトルワールドあゆみ保育園 三苫のぞみ保育士
「始まった時は、私達にも今いる子供たちにもとまどいが見られて、大丈夫かなという心配はありました。輪の中に入れなくて、お母さんの姿を探していて、活動ができなかった子もいました。朝来るのを嫌がって、途中で辞められた家庭もありました」
リトルワールドあゆみ保育園 本松ちなみ園長
「モデル事業を始めるにあたって、2名の保育士が来てくれたので、配置上は足りてはいたけれど、現場の負担を考えると2人では足りなかったと思います」
◆福岡市は園に補助金を交付する方針

2月29日に開かれた新年度のモデル事業の公募説明会には、30の募集枠に対し、55の施設の代表者が参加しました。福岡市は受け入れた園児1人につき、保護者が負担する利用料を1時間300円以内とし、さらに利用料とは別に、850円の補助金を交付すると説明しました。これは、時給1150円にあたりますが、保育士の給与は時給換算で1200円前後。参加者によると、保育士を確保するには微妙な金額だといいます。施設側には、少子化が進む中、保育園の新たな収入源になるのではという期待感はあるものの、財政的にも厳しいという声もありました。
◆園側は「皆がやりたいという金額ではない」

豊田学園 豊田彩子理事長
「福岡市の話を聞いてどうしようかなというところですね。保育士の人件費が上がる中、今の補助金の中でやっていけるのか不安があります。みんながやりたいなという金額ではないと思います」

第3中央夜間保育園 平野理江園長
「厳しいと思います。保育園を利用している子供も「誰でも通園制度」を利用される子供も高い保育の質をどれだけ提供できるかが課題だと思っています」














