明治「市場環境や顧客ニーズの変化に伴う販売規模の低迷」

箱入り「ヨーグルトスカッチ」「バタースカッチ」も終売へ

 終売の理由については、「1971年より発売し、お客さまから長きにわたりご支持をいただいておりましたが、市場環境や顧客ニーズの変化に伴う販売規模の低迷により収益性が悪化し、販売を終了せざるを得ない状況にあるためです」と説明しています。

 明治のHPによりますと、1971年に「キャンデー」の新しい分野を切り拓くという意気込みでプロジェクトを開始、スコットランドに古くから伝わるスカッチキャンデーにたどり着いたそうです。

 商品の名前についても最後までロンドンの地区や通りの名前である「チェルシー」と「キングスロード」の2候補が残り、“愛らしい”、“甘い感じ”などの理由でチェルシーに決定したということです。

「あなたにもチェルシーあげたい」昭和・平成・令和と受け継がれたロングセラーのお菓子にも、時代の波が押し寄せる結果となりました。