愛媛県松山市議会の松本博和議員が、交通費を過大に受け取っていたとして、議長から注意を受けました。
この問題について市議会は、政治倫理検討協議会を立ち上げ、聞き取りを行う方針を確認しました。
議長から注意を受けたのは、自民党松山市議団の代表を務める松本博和議員です。
松本議員は、離島の中島を自宅の住所として届け出て、市議会までの交通費として支払われる「費用弁償」を受け取っています。
しかし、関係者が松本議員の行動を調べたところ、市内美沢のマンションからたびたび市議会に登庁しているのが確認されたということです。
(記者)
「交通費を過大に受領していたということはあるか?」
(松本議員)
「交通費? 費用弁償よね。過大ではないと思っている」
(記者)
「議長とはどういう話を?」
(松本議員)
「議長とは代表会の話」
(記者)
「費用弁償の件ではない?」
(松本議員)
「いやその件だけど…」
「(市に対して)返すと言ったら、寄付行為に当たるから、だめだと言われている」
「悪意を持った報道をされたらかなわんな」
この問題をめぐり市議会は29日、各会派の代表者が対応を協議しました。
松山市議会の渡部克彦議長によりますと、松本議員は帰りが遅くなった際にマンションに泊まったことは認めているということです。
協議の結果、市議会として政治倫理検討協議会を立ち上げ、松本議員から聞き取りなどを行なう方針を確認しました。
(渡部議長)
「悪びれたというか、制度が悪いみたいな感覚に私はとった。私たちはどうしても、市民に選ばれた人間ですので、市民に対していつもでも説明責任がないといけない」
松本議員は、2014年の市議選で初当選し、現在3期目です。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」

乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線









