伊勢えびをふんだんに使った宮崎県日南市鵜戸の郷土料理「えびずし」。
日南市の小中学校では、子どもたちに故郷の食文化について学んでもらおうと「えびずし」の調理実習が行われました。

日南市の鵜戸小中学校では、ふるさとについて学ぶ「鵜戸学」という授業が行われています。

29日はその授業の一環で、地元の伊勢えび漁師が子どもたちに漁法や歴史について教えた後、日南市鵜戸の宮浦地区が発祥とされる「えびずし」作りを子どもたちが体験しました。

「えびずし」は、正月や祝いごとなどで食べられる郷土料理で子どもたちはお米を魚の出汁に浸し、伊勢えびをふんだんに入れるなど代々伝わるレシピで「えびずし」を作りました。

そして、出来上がった「えびずし」をみんなで試食し、地元の海の幸を味わいました。

(児童・生徒)
「えびを切るのが難しかったけど、美味しくできたのでよかった」
「えびの獲り方などが勉強になった」

子どもたちは地元の食文化を通してふるさとへの愛を育んでいました。