技能実習生など外国人の労務管理が適切に行われるよう、長野県川上村で農家を対象にした合同研修会が開かれました。
研修会は、小諸労働基準監督署が主催し、村内のすべての農家に参加を呼びかけ、5分の1にあたるおよそ100人が参加しました。
レタスなどの高原野菜の栽培が盛んな川上村では、技能実習生と特定技能合わせておよそ1100人の外国人が働いています。
一方で、小諸労基署の管内では、外国人の労務管理が課題となっていて、
・数日の賃金未払いとなり指導が入った事例
・朝礼が労働時間に含まれておらず是正勧告された事例
などが確認されています。
3月中旬ごろから新たな外国人の受け入れが始まることから、労基署やハローワークなどは、基本的な労働基準を改めて確認するよう農家に求めました。
参加した地元農家:
「言葉が堪能じゃない人もいるので、なるべくわかりやすく説明している」
「選んでもらえるような現場になりたい。外国人に頼らないと野菜を作っていけないから、学ぶ所は学んで良い産地になっていきたい」
小諸労働基準監督署・副島拓也(そえじま・たくや)署長:
「日本で労働者として雇入れる以上、国籍関係なく事業者としての責任を認識してもらい、労務管理を行ってほしい」
労基署では、今後も定期的に研修会を開き、農家に労務管理の徹底を呼びかけていきたい考えです。
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