第7波が猛威を振るう中、死者数も増加しています。
島根県内の死者数は20日発表分までで累計33人ですが、今年7月だけで、その半数以上となる17人が死亡しています。
そして17人全員が、65歳以上の高齢者であることが分かりました。
島根県での新型コロナ感染者の死亡例は、2021年12月末までで5人でした。
それが今年・2022年に入り、6月末までの半年間で11人が死亡。
そして7月に入ると、ペースが速まり、7月の20日間で17人が死亡しています。
死者数の急増。県の感染症対策トップの分析は…
島根県感染症対策室 田原研司 室長
「6波と7波と大きく違うのは、感染者数が多いだけではありません。65歳以上の高齢者も今回流行がみられる状況にあります。死亡された方の年代までは申しあげられませんが、全員が65歳以上の高齢者です」
そして65歳以上の感染者における死亡の割合は、第6波、第7波ともに約0.7%で、変わらないのだといいます。
亡くなった人のワクチン接種の状況は、どうだったのでしょうか。
島根県感染症対策室 田原研司 室長
「(死亡されたうち)把握できた方の中に4回目接種の方はみられません。重症化してからお亡くなりになったケースは今のところありません。いわゆる、呼吸器がきつくて、人工呼吸器つけたり、ECMOをつけたり、そういった方はゼロです」
第6波と第7波では、中等症あるいは軽症の高齢者が死亡するケースが確認されていて、高齢者への感染をいかに防ぐかが重要だと田原室長は強調します。
また、第7波にはある特徴が…
島根県感染症対策室 田原研司 室長
「医療機関の先生は、無症状で経過する方は少ない印象を持っておられます。例えば子どもたちに多いんですが、ワクチンを打っていない、打つ回数が少ないことで、症状の特徴として、高熱を出す方が多いのが今回の特徴です」
3回目接種を済ませた人は症状が軽いケースもあるということで、島根県では、3回目接種や、高齢者への4回目接種を促進し、感染拡大防止に努めていくとしています。
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