2021年11月に捕らえられた国内最大級のニホンウナギ。
捕まえたのは、これまた国内最高齢級?御年91歳、島根県松江市に住む現役漁師でした。
漁師歴77年、松江市本庄町の港でただ1人漁を続ける男性の生き様に迫ります。

三宅純人 記者
「見てくださいこのウナギ。僕の腕より長いんです。そしてここにいる一般的なウナギと比べてもはるかにデカいんです」
体長1メートル超え。重さおよそ2.7キロの巨大ウナギ。
2021年、松江市の中海で捕れ、島根大学で研究対象になっていますが、視聴者を驚かせたのはその大きさだけではありませんでした。
ニュース動画に寄せられたコメント
「91歳で現役漁師ってのがびっくりだなー」

ウナギを捕まえた松江市本庄町の漁師、中島栄さんは91歳でした。
7月、取材班が中島さんを訪ねると…
中島栄さん
「満92歳になりました」
なんと、7月17日に92歳の誕生日を迎えていました。
おそらく全国最高齢級の現役漁師、中島さんの漁に密着しました。
中海の本庄漁港。出港は早朝です。中島さん、手慣れた様子で船を操縦します。

中島さんの漁法は定置網漁。水中に網を仕掛けて魚を待ちます。
中島栄さん(92)
「こんなもんだわ。このヨシエビが今、シーズンでね」
この日の漁獲はヨシエビ、ヒイラギ、ママカリなど。
雨の影響もあり、これでも少ない方だと言います。

中島栄さん(92)
「まあ慣れた仕事だけんね。若いころから。面白いわね、捕れさえすりゃあ」