複数の女性職員へのセクハラ疑惑が浮上していた岐阜県岐南町の小島英雄町長について、第三者委員会は27日、少なくとも99に上る言動をセクハラと認定したという調査結果を公表しました。

(岐南町・小島英雄町長 去年5月の会見)
「下着はあまりにも透けていたので『おかしい』と指摘はしました。セクハラという認識は一切なかったです」

岐阜県岐南町の小島英雄町長。去年5月、週刊文春の電子版で、複数の女性職員に対して「下半身を触る」「頭をなでる」「手を触る」などのセクハラ行為を繰り返していた疑惑が報じられました。

(小島町長)
「下半身を触ったことはありません。頭・手・指はありますが、それ以外は触ったことはありません」

小島町長は「セクハラの認識はなかった」とした上で「頭をなでる」「手を触る」など、一部の行為はあったと認めていました。

去年7月から、弁護士3人による第三者委員会が、職員への聞き取りなどセクハラ疑惑の調査を開始。調査の委託費は、約1240万円にもなる見込みです。

(小島町長 去年6月)
Q)調査委員会が結果を出してセクハラと認定されたら辞職するか?
「もちろんします」

27日朝、渦中の小島町長は。

(小島町長)
「町民のためにがんばってきたので、あとは第三者委員会がどう判断するかわからない。(町民は)私のことを信頼してほしい」

27日、第三者委員会はこれまでの調査結果を取りまとめ、傍島敬隆副町長に報告書を提出しました。