4月のダイヤ改正で廃止となるバス路線の存続を求めて、盛岡市の松園地区の住民らが27日、市とバス会社に要望書と署名を提出しました。
きょうは、松園地域のバス問題を考える有志の会のメンバー6人が盛岡市役所を訪れ、内舘茂市長と、岩手県交通の本田一彦社長に要望書と502人分の署名を手渡しました。
要望では4月のダイヤ改正で廃止の方針が示されている盛岡市内のバス路線、ゆぴあす線と上米内線の2路線の存続と、市に対してバス会社への支援策を示すよう求めています。
(松園地域のバス問題を考える有志の会 須田美喜子代表)
「精神的な支えにもなっていると感じさせられる路線。たくさんの方が署名をしてくださって、やっぱり地域にこのバスが必要だということを示せたのはよかった」
県交通の本田社長は、運転手不足の影響などダイヤ改正に至った経緯を説明しながら、廃止への理解を求めました。
(岩手県交通 本田一彦社長)
「どういった形であれば、みなさんのご要望(に応えること)や、利便性確保につとめていけるのか、引き続き真剣に検討していきたいと思っている」
内舘市長は「今後の公共交通について、市役所、バス会社、市民が一緒になって考えていきましょう」と呼びかけていました。
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