■MLBオープン戦 ブルージェイズーパイレーツ(日本時間27日、TDボールパーク)

ブルージェイズ・菊池雄星(32)が27日(日本時間)のパイレーツ戦でオープン戦初登板。2回を投げ30球、被安打1、奪三振3、四死球0、失点0だった。

昨季11勝を挙げた菊池、前日26日(日本時間)のブルペンでは「チェンジアップの方も大分手応えを掴んでます」と今季から磨きをかけている変化球にも手応えを感じていた。P.ウォーカー投手コーチ(54)も「彼は去年とは違うレベルの場所にいるよ。別の変化球を見つけ、配球の変更(デリバリーチェンジ)に取り組んでいる」と話していた。

メジャー6年目で更なる成長を見せる菊池のオープン戦初登板、1回、先頭打者に対し、カウント2-2から内角へのカーブで空振り三振。2番打者には二塁打を許し、得点圏に走者を許したが3番打者には磨きをかけてきたチェンジアップでファーストファールフライでピンチを切り抜けた。

2回に入っても1死を奪うと6番打者は外角のチェンジアップで空振り三振。7番打者は95マイル(153キロ)で見逃し三振と菊池は2回を投げ30球、被安打1、奪三振3、四死球0、失点0でオープン戦初登板を終えた。

菊池は「結果は気にしてなかったですけど、気持ちよく投げれましたし、良いバランスで投げたんじゃないかなって思いますね」と振りかえり「1回、やはりブルペンと全然ギャップがあって、抜けるボールも多かったんですけど、2回ですぐに修正できた」と振りかえった。

今季から磨きをかけているチェンジアップについては「1回はちょっと叩きつけたり抜けたりってありましたけど、2イニング目は三振取ったボールがすごく今日のベストピッチだったと思いますし、すごく有効だなと」

「今までは内に入ってくるボールばっかりだったんで、そこで今日みたいに、外に抜けるボールがあると、プルされる(引っ張られる)打球も減ってくると思うので、大事になってくると思います」と投球の幅が広がった手応えを感じていた。