あとを絶たない特殊詐欺から高齢者を守ろうと宮城県白石市の小学生が寸劇で被害防止を呼びかけました。

白石市立第二小学校では、子どもの視点から防犯意識を高め住民を守ろうと、2022年から6年生が白石警察署といっしょに防犯を呼びかけてきました。

児童の寸劇:
「友達から絶対儲かると言われて株を買ったんだ。そしたら暴落しちゃって。儲かったら返そうと会社の金を使って株を買ったんだ、そうしたら大損しちゃって」

児童は、地域のお年寄りや保護者を前に「おじいとおばあを守ろう」というタイトルで犯人や被害者になりきって、特殊詐欺の手口と被害から守るにはどうしたらよいかを寸劇で呼びかけました。

児童の寸劇:
「会社のお金を使い込んだなど、被害者が他人に相談しにくい内容で不安にさせてくるのは振り込め詐欺の手口です」

シナリオは、白石警察署の警察官が作成したものを児童がアレンジしました。

演じた子ども:
「だまされると本当の人なのかわからなくなってしまう、お年寄りなので。大切なことを話しましたので気をつけてもらって、犯罪に引っかからないようにしてもらいたい」

寸劇を見た人:
「自分もオレオレ詐欺の電話が来たことがあって。やっぱり大丈夫な人生を送りたいなと思って、取られたくないから」

警察によりますと、特殊詐欺の被害者の7割以上が高齢者だということで、撃退機能が付いた電話機を使うなどして対策してほしいと話しています。