2月23日、三連休のスタートはすぐれない天気となりました。
例年なら繁忙期を迎える観光地も地震の影響で人通りが少なく、3月に始まる『北陸応援割』に期待を寄せる声が聞かれました。

三連休初日の新潟県内は、各地でどんよりと曇り、寒い1日となりました。
28の観測地点のうち27の地点で、日中の最高気温が真冬並みとなっています。
24日も、日中り予想最高気温が各地1~2℃上がる程度で寒い連休となりそうです。

そんな中、例年なら繁忙期を迎えている新発田市の月岡温泉街は、能登半島地震の影響もあってか、観光客の姿はまばらでした。

【新潟市西区からの観光客】
「近所は地面が割れたりとかが結構あって、親戚の家とかも浸水して住めなくなっちゃったみたいで…。落ち着いてひと段落着いたから、ちょっと羽伸ばそうぜと」

22日、新潟県は北陸4県の宿泊代金などを最大半額割り引く『北陸応援割』を3月16日から始めると発表しました。
観光需要を取り戻すことが狙いで、観光地にとっては追い風となりそうです。

【東京からの観光客】
「経済的な活性があって復興に繋がるのであれば何よりだと思います」

能登半島地震の影響で観光客が減り、名物・月岡まんじゅうの販売店でも売り上げは去年の同じ時期と比べると半分ほどだそうです。

【まるまた 鹿間淳子さん】
「いつもの2月と違い月岡温泉が静かな感じなので、旅行支援が出てもらえればありがたいと思っています。クーポンが出てもらえれば、お土産屋みたいなところにも皆さん寄っていただけるのではないかなと」

復興へと繋がる『観光需要』の高まりが期待されます。