レコードが全盛期だった1980年代の音楽と文化を振り返る企画展が仙台市で始まりました。訪れた人たちは当時のレコードと音楽を懐かしんでいる様子でした。

青葉区の仙台市青年文化センターで始まった企画展には、センターが保存している2万4000点のレコードのうち、1980年代の洋楽や日本の歌謡曲合わせて300点が展示されています。

レコードを通して当時を懐かしむとともに、若者に当時の音楽と文化を感じてもらおうと企画されました。

鈴木哲朗記者:
「多くのレコードが展示されていますが、こちらには80年代の中心部の地図と今では貴重となった喫茶店のマッチが展示されています」

当時、多くの喫茶店では、レコードがかけられていました。

また、会場には、1980年代の仙台市中心部の地図とともに当時あった喫茶店のマッチ300点が展示されています。訪れた人たちは、展示品の前で立ち止まって音楽と喫茶店の思い出にひたっている様子でした。

訪れた人:
「懐かしいね。そのころの時代をオーバーラップするんじゃない日本の元気のよかった時代を」
「青春時代聞いていたのでとても懐かしくて、友達と一緒に来たんですけど興奮しましたとても楽しかった」

青葉区にある喫茶店「ULLAS(ウーラス)」。1974年に開店して今年で50年を迎えます。

マスターの鵜浦正臣さん(78)は、音楽と喫茶店の関係をこう話します。

ULLAS 鵜浦正臣マスター:
「自分の趣味で流しているからお客さんは好きな人は好きだし、嫌な人は嫌なんじゃないですかね。コーヒーと音楽は付き物だよね、だからレコードとか流しているんだけどね」

企画展では、1980年代にヒットした曲が流されていて、来場者が足でリズムに刻む姿も見られました。

仙台まち文化研究所 田中一彦さん:
「レコードジャケットは不思議なもので、音楽をかけなくても見ただけでお客さんの頭の中で音楽が鳴っているんだと思います。皆さんに当時の仙台の街の様子を思い出していただきたい」

この企画展は、3月3日まで仙台市青年文化センターで開かれています。

企画展をまとめている田中さんなどによりますと、老舗の喫茶店だけでなくここ10年オープンした仙台市内の新しい喫茶店では、レコードを流す店も増えてきているといいます。また、ミュージシャンの中でもCDやネット配信だけでなくレコードを出す人も増えるています。音楽を聞く手段として手軽な配信が主流になるなか、かつてのレコード文化も見直されてきているようです。