冠婚葬祭など幅広い場面で活用されるトルコギキョウが出荷のピークを迎えています。

県内で生産されるトルコギキョウの出荷が最盛期を迎えるこの時期に、その魅力をPRし販路拡大を図ろうと、八重瀬町の畑で22日、生産者らおよそ20人が参加してセレモニーが開かれました。

県内でトルコギキョウの生産が本格的に始まったのは11年前で、市場で県産品の需要が徐々に高まっていることなどから、今では当初の10倍となるおよそ200万本が栽培されています。

ことしも200万本を超える出荷が見込まれていて、その取り扱い価格は4億円に上るといいます。

JAおきなわ・前田典男理事長
「(栽培に)取り組んでから11年が経過して、(規模が)10倍に拡大していて嬉しく思っています」
「菊に並ぶ作物として今後もますます力を入れていきたい」

JAおきなわによりますと、県内で生産されるトルコギキョウの9割が県外へ出荷されているということで、今後は県内での販路拡大にも力を入れたいとしています。