ニュージーランド地震をめぐるこれまでの動き

2011年2月22日に起きたニュージーランド地震では、クライストチャーチ市にあった6階建ての「CTVビル」が大きく崩壊。設計上の欠陥が明らかになり、現地警察は2014年からビルの設計担当者と設計会社の代表者について、過失致死罪を視野に捜査しましたが、2017年に立件を断念。現地警察は来日して、遺族らに説明する機会も設けました。しかし遺族から聞かれたのは「誰も責任をとらないのか」と落胆する声と、「誰も謝罪もしない」という強い憤りでした。
遺族らは欠陥があるにもかかわらず建築許可を出したクライストチャーチ市当局に対し謝罪を求めていました。そして、2020年になってクライストチャーチのダルジール市長が来日。富山県の富山外国専門学校を訪れ、遺族約20人に対して直接謝罪していました。
今も、倒壊したビルの設計会社に対して謝罪を求める遺族たちもいます。














