■MLBキャンプ(日本時間22日、米アリゾナ州グレンデール)

ドジャース大谷翔平(29)は休養日明けとなった21日(日本時間22日)にキャンプ2度目となるライブBPを行った。

この日のドジャース公式SNSでは大谷が今年、ドジャースに移籍してきたドミニカ共和国出身のT.ヘルナンデス(31)にスペイン語を教わる動画を公開。「Buenos dias」(おはようございます)とあいさつの言葉を教わると笑顔でカメラ目線でメッセージを送った。

全体練習ではチームメイトとの笑顔で会話を楽しみアップを行った。ライブBP(実戦形式の打撃練習)が始まるとM.ベッツ(31)、F.フリーマン(34)と同じ組に入った。ベンチで準備している時にはJ.アルトマン(26)と英語で会話し、笑顔を見せるなど積極的にコミュニケーションをとっていた。

1打席目はD.ハドソン(36)と対戦。しっかりボールの軌道を見て、際どいボールもスイング仕掛けてバットを止めるなど体の動きを確認しながら5球、スイングをすることなく見逃した。

そして2打席目はR.ヤーブロー(32)と対戦。2019年、ヤーブローがレイズに所属していた時に大谷が日本人選手初となるサイクル安打を達成した時に先発していた投手。その時は本塁打、2塁打、3塁打と3安打をマークした。1球目を打っていたがセカンドゴロ。大谷はケージの後ろですぐに映像を確認、この2打席のみでライブBPは終了。「感覚もよかったですし、肘の感じも、実戦の中で振ってみて、あまり気になるところはないので今のところ、今のところは順調に来ているのかなとは思います」と現在の調子を語った大谷。前日のメディアデーではD.ロバーツ監督(51)が“開幕まで50打席欲しい”と言っていた発言については「十分間に合うとは思います。ここまで(ライブBPで)5打席ぐらい打ってきました。十分じゃないかなと思います。早い段階でまぁトータルで50(打席)にいくんじゃないかなと思います」

ライブBP後は室内のラボに入ってマシンでの打撃練習を行った大谷。「実際にゲームで打つアドレナリンだったりとか、集中力というのはもちろんありますけど、確認したいのはタイミングが外された時のスイングだったりとか、詰まった時のスイングのリアクション確認したいというだけなので」と細かい調整についても話した。

「スケジュール通りにはきているので、スケジュール通りよりかは感覚が良いということはいいことだなと思いますし、特に凄く早まっているという感じではないので、予想通りの感じで来てはいるかなと思うので、そう驚くということはないですけど、安心しているところは多少あるかなと思います」と明るい表情で語った。