レッドソックス・吉田正尚(30)が、20日(日本時間)に米・フロリダ州でキャンプイン。メジャー2年目のシーズンを前にTBSの独占取材に応じた。昨季は、ポスティングシステムでオリックスからレッドソックスへ移籍し140試合に出場、537打数140安打打率.289。シーズン開幕前には侍ジャパンとしてWBCに出場し世界一奪還に貢献した。充実の1年目を「やり切った」という一方で「満足したら多分終わり、現役としてはもう成長がしづらくなる」と話す吉田。奮闘の昨季を振り返った。
Q.1年目を終えて、率直な気持ちは?
吉田正尚選手:ここ最近なかったような、達成感までいかないですけど、終わったなって感じの、やりきったなというのは一つ感じますね。アメリカに来て、いい経験ばかりさせていただいて、やっぱり苦しいことだったり、言葉の壁だったり、文化の違いもいろいろ肌で感じられたのは、自分の経験としてはすごく大きかったなと。
Q.英語を勉強しなきゃって開幕した当時はおっしゃってましたけどどうですか?
吉田:耳は少しずつですけど、同じような言葉だったり、もちろん挨拶だったりっていうのはわかってきた。やっぱり自分で何かを伝えようとすることが英語でできないのは、まだまだ伸びしろかなと。
Q.監督やコーチ、他の選手たちと自分の言葉で喋ってるように見えますが
吉田:こっちに来て、自己表現っていうんですかね、そこはすごく大事だなと。日本のときだったら黙ってても・・・みたいな感じもありましたけど、やっぱりアメリカは自分から話しかけたりとか、あっちが気軽に話しかけてくれますし、コーチとか監督との距離も近いのかなっていうのはすごく感じました。
Q.自分のアピールというか・・・
吉田:黙ってても、お互いいい距離感では、いられないなっていうのはすごく感じました。監督も言ってましたけど、チームはもうファミリーだから。そこはすごくファミリー感っていうんですかね、アメリカに来て感じました。
Q.アットホームの中でも競争するというか自分のポジションを守るための戦いもすごくあると思うんですけど、そういった意味ではアピールもやっぱり日本と違って・・・
吉田:今終わってみて、(スタートしたメンバーが)じゃあ何人残ってるとか、入れ替えも含めてすごく激しいなと感じましたし、行ったり来たりってのもあるんですけど、もうそれで落ちたらいなくなる選手もたくさんいたので、そこはすごくシビアだなとは感じます。
Q.シビアな世界の中で、自分はちょっといけるなと思いました?
吉田:前半戦の数字をトータルで見たらアメリカンリーグでそこそこの結果として終われたので、1年目やっぱり突っ走ってきて、後半戦このまま日本のイメージだったらもう少し上がるかなとか、軽い読みではないんですけど、そういう中でやって、がくっと落ちましたので、そこについてはまた課題かなと。それが何でかっていうのをしっかり自分の中で、理解して。














