■米男子ゴルフ　メキシコ・オープン 第3ラウンド（日本時間25日、ビダンタ バジャルタ、7,456ヤード・パー71）

世界最高の夢舞台マスターズ（4月）への参戦決定後、初の大会となる久常涼（21、SBSホールディングス）の第3ラウンドは4バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、「72」の1オーバーで回り、通算1アンダー、63位タイで最終日を迎える。

3日目はトップスタートで1人のプレーとなった久常。現地午前7時25分にスタートすると2番パー4でボギーが先行、3番パー4でもボギー、5番パー3もボギーとなかなか勢いに乗れず前半は1バーディー3ボギーとスコアを落としてしまった。

後半10番パー4ではダブルボギーと3日目はここまで4オーバー、しかも1人ラウンドで波に乗れなかった。それでも12番パー5でこの日2つ目のバーディーを奪うと、14番パー5でもバーディー、最終18番パー5でもバーディーと後半に3つあるパー5のロングホールを攻略し、3つスコアを戻した。

久常の第3ラウンドは4バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、通算1アンダーの63位タイで最終日を迎える。首位に立ったのはツアールーキーのジェイク・ナップ（29、アメリカ）。前半9ホールで7バーディーを奪った。3日目は11バーディー3ボギーのトータル「63」で回り、通算19アンダーで単独トップに立った。

■久常涼（ひさつね りょう）
2002年9月9日生まれ、21歳。岡山県出身、岡山県作陽高校卒業。身長175㎝、体重75㎏。
3歳からゴルフを始め、2018年に高校1年で全国高校選手権で優勝、高校3年生でプロに転向。2022年から海外ツアーに挑戦、2023年9月「フランス・オープン」で日本人史上3人目の欧州ツアーでの優勝を達成。日本人選手初の欧州ツアーの新人王。ドライバーの平均飛距離は300ヤード。