豪雨と猛暑と鳥獣被害のトリプルパンチ…
虫が入り、空洞化が進んでいる木や、幹の一部分が崩れてしまっている木もー。リンゴの木の「老木化」が進んでいるのです。


国吉農林振興会 伊東寿 代表理事:「去年の12月の末に降った雪なんかでも結構枝とか木に雪積もってすごい重みがかかって、その重みで枝が折れてしまう」

雪の重みで、幹が真っ二つに。5本の木を失いました。
国吉農林振興会 伊東寿 代表理事:「いやぁやっぱり寂しい。今までリンゴ作ってくれていた木がなくなるっていうことは、自分の子どもがおらんようなるがと一緒で、かわいそういうか、悲しいですよね」
1990年から栽培が始まり地域の人に愛されてきた国吉りんご。収穫量は10年前のピーク時で71トンでした。しかしー。

国吉農林振興会 伊東寿 代表理事:「数量的に見ると、すごい収穫量落ちてるんで・・・本当にそうなのかなと思うようなびっくりするくらいの数字。12トン、減量、減産です」

去年はおととしより12トンも少ない16トンにとどまりました。過去10年で最少です。収穫量が減った理由はほかにもー。

国吉農林振興会 伊東寿 代表理事:「去年の夏はもう3か月ぐらい猛暑続きで、雨が降らなかったとか、あと鳥獣被害カラスの被害があって」「あと水害もありましたからね」
7月の豪雨で近くの川が氾濫し、リンゴの木が水につかりました。夏場は猛暑で水不足に陥り、秋にはカラスに実を食べられるなどの鳥獣被害。まさに「トリプルパンチ」です。

