天文台も調査に乗り出した

「センダイヘンジ」という名前の由来は、イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ」でした。毎年6月の夏至の日に、石の間から朝日が昇り大勢の観光客が訪れます。

19日のJR仙台駅西口。仙台市天文台の職員3人が、南町通の方位や山の高さを専用の機械を使って調査していました。

19日は雲が多く夕日を見ることができませんでしたが、仙台市天文台は今後、センダイヘンジを楽しむイベントの開催を検討しています。

仙台市天文台 林菜の子学芸員:
「ちょうど南町通りだと道がまっすぐになっていて曲がっていないので、そういったところでは見やすいと思う。センダイヘンジを知ってもらって仙台の魅力発信にもなればいいかなと」

仙台市中心部の東西に伸びる大通りでは、2月後半と10月後半の限られた時期だけちょうどビルの谷間に夕日が沈む幻想的な光景が見られます。「センダイヘンジ」は、晴れていれば2月いっぱいは観察できるということです。

仙台市天文台は、「写真を撮る際は、ビルと太陽の明るさの調節に気を付けることで綺麗に撮影できる」と話していました。