新型コロナウイルスの判定で用いるPCR検査でトリュフが山梨県内の森林に自生しているかを確認できると県の総合研究所が発表しました。

トリュフはキノコの一種でフランスなどヨーロッパ産のものは世界三大珍味と言われる高級食材で、山梨でも過去、黒トリュフの一種が自生していたことが確認されています。

19日は県の森林総合研究所がトリュフ栽培に適した森林環境に関する研究成果を発表しました。

それによりますと北杜市でトリュフ菌を付着させた木の周りの土壌で新型コロナの判定で用いられるPCR検査を行ったところ、トリュフの菌の量を測定することが出来たということです。

この研究は3年前から行われ、この間にトリュフ菌が高い密度で付着している株もあり、山梨でのトリュフの発生に期待が持てるということです。

なおトリュフの収穫は植栽してから4年から12年程度と言われています。