人口減少に歯止めがかかりません。
長崎市の人口が今月40万人を切ったことがわかりました。
1965年の国勢調査で40万人を超えて以降初めてのことです。

長崎市は5年に一度行われる国勢調査の数に、出生数や転出数などを反映して『推計した人口』を毎月発表しています。
それによりますと、今月1日時点の長崎市の推計人口は39万9,913人で、40万人を下回りました。
これは1965年の国勢調査で40万人を超えて以降、初めてのことです
先月は、出生や転入による増加が894人だったのに対し、死亡や転出による減少が1224人で、減少幅は330人でした
推計人口が40万人を切ったことについて市民は…

19歳男性(社会人):
「やばいな、と思いました」

女性:
「不安です。支えてくれる子どもたちが少ないと、安心して暮らすことが難しくなるのかなというのはありますよね」

20代 育児中の女性:
「あまり遊ぶとことかも、若い人とはいないし、就職先とかもそんなにあまりないよなっていうのはあるので…まぁ、そんな感じになるのかなとは。でもやっぱり増えては欲しいですけどね」

長崎市の人口の推移を見ていきます。
長崎市の人口が増えて40万人台となったのが、1965年です。
以来、40万人台の状態が続きます。
その後増減があり、2006年にピークを迎えます。
この時は、長崎市が旧琴海町と合併し、45万1,738人となりました。
しかし、そこから減少の一途をたどり、今月発表の推計人口で40万人を下回っています。