■MLBキャンプ(日本時間19日、米フロリダ州ダニーディン)

ブルージェイズ・菊池雄星(32)はキャンプ4日目、フロリダは雨模様だったが菊地は外の屋根が付いたブルペンで35球を投げ込んだ。ブルージェイズのキャンプ地には投球や打撃の動作解析ができる3つのLabなどの最新設備がある。菊地はブルペンの後に投球動作解析室でも投球を行い、自身の投球映像などを確認した。

2004年、横浜ベイスターズにも在籍していたP.ウォーカー投手コーチ(54)は菊地について「彼は去年とは違うレベルの場所にいるよ。彼のショートスライダー(カットボール)に合わせて別の変化球を見つけるために、配球の変更(デリバリーチェンジ)に取り組んでいました。 私たちは彼の武器を微調整できたと思います」と菊地のピッチングの幅が広がったことを口にした。

「彼は今、チェンジアップを加えることを楽しんでいます。 精神的な自信は非常に高いと思います。 そして今年はさらに良くなりそうだと思う」と今季は球速の変化と縦の変化を加え、投球に幅を持たせると話した。

さらに菊地は昨季16勝をあげて最多勝のタイトルを獲得したC.バシット投手(34)と積極的にコミュニケーションをとっている。「私たち(投手陣)はフィールドの内でも外で非常に近い関係にあり、私たちは本当にお互いを気にかけているよ。本当に良いチームだからできることだよ。私は(菊地だけではなく)投手陣を助けるためにできる限りのことをするよ」と話し、「(菊地とは)どのように投球するか、そしてより良くなるためにどのように投球を調整するかなど、配球について話しています」と菊地の成長する姿勢にエースが力を貸していた。