16日、森下投手は55球ほど変化球を交えながら投げたんですが、最初はブルペンキャッチャーの方をひざ立ちにした状態で投げていました。最初から低めに投げようとすると、ボールに力が加わらないということで、ひざ立ちの状態でまずは高めのボールからしっかりと調整を行ったうえで本腰の投球をしたということなんです。


その55球を受けたブルペンキャッチャーの話です。前田健太 投手から教わったスライダーを今、調整中という森下投手について「本来、使っていたカットボールよりも非常に変化量が多くて、横になめらかに滑っていくような変化が魅力。これが完成したら、バッターとしては怖いボールになるんじゃないか」とそんな話をしていました。
いろんなピッチャーが躍動した16日、わたしが注目したポイントです。シートバッティングなんですが、基本的に1塁にランナーを置いた状態で行われました。

ピッチャーのボールがワンバウンドしようものならランナー、スタート。走ってセカンドを狙うわけです。ピッチャーにすきがあり次第、スタートして2塁を狙う、そんな姿が見られました。


昨シーズン、新井カープになってから機動力が目立ちました。盗塁数はセ・リーグ2位の78と、それだけ機動力野球が染みついたチームにはなってきました。ヒットが生まれると、1塁ランナーにいた 林晃汰 選手が2塁を回って3塁を目指していくと。この場面はアウトになったんですが、積極的な走塁が目立ちました。このような積極的な走塁で3塁を目指す。こういったところも新鮮です。やはり来シーズンの機動力野球も楽しみになってくるんです。伊東さん、いかがでしょうか?
伊東平 アナウンサー
はい。野球の取材はだいぶ充実していますけど、“筋肉” 取材が全然…

青山高治 キャスター
(笑)あれはもう終わったんです。
伊東平 アナウンサー
終わったんですか。日南キャンプ限定だったんですね。小宅さん、今回、走塁面もありましたけれど、新井貴浩 監督のきょうの動きはどうでしたか?