きょう、わたしが注目したピッチャーがいます。2022年ドラフト1位のピッチャー、斉藤優汰 投手です。

きょうは午前中からブルペンに入って変化球も交え、だいたい50球程度投げたという形だったんですが、キャッチボールを練習前に行う相手が、大瀬良大地 投手でした。実は自主トレもこの2人はともにしているんですが、ここも先輩がいろいろとキャッチボールが終わった後に斎藤投手に何やらアドバイスをしているという様子も見られました。

けっこう年齢の差はあるんですが、自主トレから打ち解けているようで、しっかりと斎藤投手も「物怖じせずに大瀬良投手に何でも聞ける、そんな関係なんです」と話をしていました。

大瀬良投手がいったい、後輩の斉藤投手にどんなアドバイスをしていたのか気になったので、さきほど聞いてきました。

広島カープ 大瀬良大地 投手
― 斉藤投手とのキャッチボールについて
「キャッチボールで距離を出して離れていくと、ちょっとシュート回転してしまったり、スライダー回転で引っかかってしまったりするボールっていうのが数多く見受けられていて。体の使い方とかそういったところでちょっとしたアドバイスというか、話は定期的にするようにはしています」
― 斉藤優汰投手の強みは
「ピッチングでいえば、力強いまっすぐが本当に魅力だと思いますし、トレーニングをすること一つをとっても、食事一つをとっても、たくさん食べたり、たくさん走れたり、トレーニングできたりするので、それは彼の本当に大きな魅力だと思います」

小宅世人 アナウンサー
先輩からのアドバイスも受けながらすくすくと成長している斎藤投手です。斎藤投手にお話をうかがったんですが、このキャンプの中で1つ課題があるらしくて、ボールを投げるときに、どうしても実戦向きで投球をすると、強い球を投げようとして前のめりに体重がいってしまうらしいんです。ここをぐっと我慢して軸足にしっかり体重を残したときの方がベース板の上のボールっていうのが強いみたいなんです。「前のめりになるんじゃなくて、しっかり体重を後ろに残して投球する、この意識をキャンプの中で固めていきたいんです」と、そんな話をしていました。
日曜日の阪神タイガースとの練習試合で斉藤投手は登板予定ですので、楽しみにしていきたいと思います。
中根夕希 キャスター
小宅さん、本当に積極的に取材していて、細かい話も選手からしっかり聞き出せている感じがあります。

青山高治 キャスター
日南キャンプを取材した木村さん、沖縄キャンプも順調に進んでいそうですね。
コメンテーター 木村雅俊 さん(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
そうですね。リポートにあった田村選手が打った。本当に今、ぐんぐん伸びている真っ最中をみんながじっと見ている状況なので、去年の秋のイメージで今度、開幕ときにファンの方がご覧になっても、去年よりまたこんなにすごくなっているっていうのがたぶんわかると思うので楽しみでしょう。これからも。
青山高治 キャスター
今、見てると楽しい選手、またシーズンがさらに期待できる選手だと。
木村雅俊 さん
田村選手だけではなくて、そういう選手がことし、カープに多いので、ちょっとすごいことになるんじゃないかなという気がしますね。