2月17日で就任から6年目を迎える山梨県の長崎知事は、15日開会した県議会の所信表明で今年を「県民生活強靭化元年」と位置づけました。

県議会では約5145億円の新年度当初予算案が審議されます。

山梨県 長崎幸太郎知事:
「本年を県民生活強靭化元年と位置づけ、あらゆる取り組みを生活の強さにつなげていきます」

あさって17日に就任から6年目を迎える長崎知事。

去年1年間を「新しい将来構想の具体化に向けた土壌改良の時期」と位置付けたうえで、2期目2年目は就任当初から掲げる「豊かさの実感を県民に届けるよう尽力する」としています。

長崎知事:
「あらゆる日常局面の環境を向上させるため施策と生活の間に『見える橋』をかけてまいります。豊かさと成長をもれなく身近なものにする」

きょう15日に開会した2月定例県議会では、県が重要課題としている人口減少対策や能登半島地震を受けた防災対策などが盛り込まれた約5145億円の新年度当初予算案が審議されます。

また富士山の登山道にゲートを設置し使用料2000円を徴収する条例案も審議される予定です。

一方1月20日に明らかになった長崎知事の1182万円の不記載問題については15日の議会で知事が言及する事はありませんでしたが、立憲民主党や共産党の県議は質問戦で追及する考えを示しています。