アメリカのバイデン大統領はドイツのショルツ首相との会談の中で、ウクライナ支援を可能にする法案の審議が進まないアメリカ議会を厳しく批判しました。
バイデン大統領
「もしアメリカ議会がウクライナ支援をしなかったら、それは犯罪的な怠慢に近い。言語道断だ」
ウクライナへの支援を巡ってはEU=ヨーロッパ連合が今月1日、日本円で8兆円規模の支援で合意していますが、アメリカでは議会の混乱で支援法案の可決のメドが立っていません。
会談で両首脳はウクライナに対する断固とした支持を改めて確認するとともに、パレスチナ自治区ガザの情勢をめぐる持続可能な平和を実現するための方策について話し合いました。
またショルツ首相は、ロシアのプーチン大統領がアメリカの有名キャスターとのインタビューの中で、ウクライナ侵攻の歴史的背景を説明したことについて、「ばかげたインタビュー」だと述べ、「彼はいつも嘘をついている。隣国の領土がほしいだけだ」と批判しました。

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