アメリカメディアも小澤征爾さんの死去を速報。ニューヨーク・タイムズは「アジアのクラシック演奏家への偏見を打ち消した」と伝えています。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、「1960年代と70年代に西洋のクラシック音楽の世界に旋風を巻き起こした小澤征爾氏が死去した」と速報しました。
「彼が先駆者となり、非常に多くの東アジアの演奏家が西洋に入ってくることになった」とし、「アジアの演奏家は西洋音楽の解釈や感情面を真に理解することができない」とした当時の批評家の偏見に「並外れた人柄と音楽性、努力で打ち勝った」と評価しています。
また、ワシントン・ポストは「革新的な日本人指揮者が死去した」とのタイトルで報道。小澤さんについて「クラシック音楽を先導し、初めて世界の名声を勝ち取ったアジア人指揮者として広く知られていた」などと伝えています。

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