ウクライナの首都キーウなど各地にロシア軍の大規模攻撃があり、合わせて5人が死亡しました。当時、キーウにはEU=ヨーロッパ連合の高官が滞在中で、「無差別攻撃」だと非難しています。

キーウでは7日、ロシア軍によるミサイルなどの攻撃があり、集合住宅で火災が発生。市長によりますと、少なくとも4人が死亡したということです。

この日、キーウにはEUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が滞在中で、空襲警報を受けて一時、避難所で過ごしました。

ボレロ上級代表は市長とともに被害現場を視察し、「無差別攻撃だ」などと非難しています。

ウクライナ南部や北東部でも攻撃による死傷者が出ていて、ハルキウ州の警察当局者は専門家の分析として、州内に発射されたミサイル5発のうち2発は北朝鮮製だったとの見方を明らかにしています。