北朝鮮は7日、南北の経済協力を定めた法律などを廃止することを決定しました。韓国との対決姿勢を改めて鮮明にしています。

国営の朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮は7日、最高人民会議の常任委員会総会を開催し、韓国との経済交流を定めた法律や関連する合意文書の廃止を全会一致で決めたということです。

去年の年末に韓国と敵対的関係にあると宣言した金正恩総書記は、先月の最高人民会議で南北の協力事業を全面的に撤廃する方針を示していました。

今回の決定はこれに沿ったものとみられ、幅広い分野で韓国との交流を遮断する考えを改めて鮮明にしています。

こうした動きについて韓国政府は「北朝鮮の孤立を深める結果だけをもたらすだろう」と批判しています。