中国の王毅政治局員兼外相は6日、韓国の趙兌烈外相と電話会談し「朝鮮半島情勢の緊張には理由がある」と述べ、アメリカや日本と連携を強める韓国をけん制しました。

中国外務省によりますと、王毅外相は6日、先月就任した韓国の趙兌烈外相と電話会談しました。

会談で王氏は「韓国側が前向きかつ友好的な対中政策を追求することを希望する」と強調しました。

趙氏は「対中関係の発展を重視している」と述べ、経済協力に積極的な姿勢を示したということです。

また、会談では北朝鮮をめぐる情勢についても意見交換が行われ、王氏は「朝鮮半島情勢の緊張には理由がある」と述べ、アメリカや日本と連携を強める韓国をけん制しました。

また、「各当事者が冷静さと自制を保ち、緊張を高める言動を慎み、対話と協議を通じて懸念を解決することを望む」と強調しました。