イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始からきょうで4か月となります。中東を歴訪しているアメリカのブリンケン国務長官は人質の解放交渉をめぐり、ハマスから返答があったことを明らかにしました。
ハマスが拘束している人質の解放をめぐっては、アメリカメディアによると、交渉にあたっているアメリカなど4か国はパレスチナ自治区ガザでの戦闘を6週間停止することと引き換えに、人質の一部を解放することを求めています。
アメリカ ブリンケン国務長官
「今夜、ハマスから返答がありました。内容を精査しています。まだやるべきことはたくさんあるが、合意は可能だと信じている」
アメリカのブリンケン国務長官は6日、この提案に対してハマスから返答があったことを明らかにし、イスラエルで対応を話し合う考えを示しました。一方で、ハマスも「回答を手渡した」などとする声明を発表していて「包括的で完全な停戦のために、前向きな精神でこの提案に取り組んだ」としているものの、詳細については言及を避けています。
イスラエルとハマスの戦闘開始からきょうで4か月となるなか、イスラエル軍は去年10月の奇襲時にハマスに連れ去られた人質のうち、31人が死亡したと発表しました。
ガザには、いまも100人以上の人質が拘束されているとみられています。
一方、イスラエル軍の攻撃が続いていて、現地保健当局によると、これまでに2万7585人が死亡しています。

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