今年夏に開かれるパリオリンピック・パラリンピック組織委員会の会長が報酬をめぐって、フランス当局の捜査対象になっていると現地メディアが報じました。組織委員会は「事実とは異なる」と反論しています。

パリオリンピック・パラリンピック組織委員会のエスタンゲ会長についてフランスメディアは6日、「報酬をめぐり、フランス捜査当局の捜査対象になっている」と報じました。

「会長は2020年まで年間27万ユーロ(およそ4320万円)の報酬を受け取り、法律で定められた非営利団体の上限を大幅に超えていた」としています。

これに対し、組織委員会は、「捜査について把握しておらず、報道に驚いている」とコメント。「会長の報酬は独立した専門家で構成される報酬委員会による提案で、2018年3月に公表されている」「そもそも組織委員会は報酬の上限が定めれた非営利団体ではない」として報道内容に反論しています。

検察当局はJNNの取材に対し、「ノーコメント」としています。